サブクレードKについて
サブクレードKという名称が一人歩きしておりますが、インフルエンザH3N2ウイルスの型の一つになります。
2a.3a.1クレードの本来J.2.4.1という名称になるところ、変異が多く(HA遺伝子のK2N, T135K, S144N(+CHO), N158D, I160K, Q173R, K189R,T328A, S378N)サブクレードK(アルファベット順でJの次)と名付けられました。
ヨーロッパからは重症度は変わらないと報告されています。
近年流行しているH3N2はサブクレードJ.2.2、J.2.3、J.2.4、J.2.5になります。
昨年流行したのはH1N1pand09(2009年に流行して以後主流となった型)なので、昨年の罹患では免疫記憶がありません。
過去にH3N2に罹患していれば免疫記憶がありますが、重症化予防としては例年通りワクチンが重要になります。
詳細はリンク先をご確認ください。
Threat Assessment Brief: Assessing the risk of influenza for the EU/EEA in the context of increasing circulation of A(H3N2) subclade K